平成19年度「基礎・基本」定着状況調査についての概要(おしらせ)
初秋の候、保護者の皆様には、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。平素より、本校教育にご理解・ご支援をいただき、誠にありがとうございます。 さて、6月12日に広島県内の小学校5年生全員を対象とした「国語」「算数」における前学年までの学習内容の基礎・基本定着状況調査と「生活と学習」に関する意識・実態調査についての質問調査が行われました。その調査結果が8月に出されました。本校ではその結果をもとに次のように分析し、これからの教育活動に生かしていきたいと考えております。
国 語
全体的によく理解できています。特に聞くこと(要点の聞き取り・情報の選択)や、読むこと(場面の移り変わりや情景の想像・文と文の意味のつながり・段落相互の関係)においては、よく力がついています。しかし、書くことと言語事項においては、学習したことが十分身についていない面もあり、書くことの内容収集・選択や、考えを明確化するための構成、ローマ字の読み書きに課題が見られました。
今後は読むことと書くことの関連を図り、書きたいことをはっきりとさせるとともに、自分の考えを明確に伝えるために文章構成を工夫して書く指導を行っていきます。またローマ字に日常的に親しませていくことや、漢字のドリル学習や音読・暗唱などを継続して行い、更なる言語事項の定着を図ります。
算 数
領域別にみるとバランスのとれた力をもっています。加法・減法の計算や分数の大きさ・四捨五入、( )を用いた式、四則混合の計算、伴って変わる数量などについてはよく理解できていました。しかし、除法の計算・数の相対的な大きさの理解、角の大きさ、立式、折れ線グラフの読みとりにおいては、しっかり定着していない実態が見られました。また、思考を問う問題につまずいている児童が多く、問題の意味を的確に理解したり、既習事項を活用したりすることができにくい傾向が見うけられました。
今後とも計算を中心としたドリル学習を継続し、基礎的な計算技能をつけていきます。また、実生活や実際のものと関連付けるなど作業的・体験的な活動を多く取り入れ、図形や数量に親しませていきます。加えて、図や数直線、具体物を必要に応じて活用することにより、問題の意味を的確に理解したり、多様な思考をしたりすることができる授業をつくっていきたいと思います。
生活と学習に関する意識・実態調査
調査からは全体的に良好な結果が得られました。朝食をとらない児童の割合がとても少ないことは大変うれしいことです。しかし、起床・就寝時刻が不規則な児童の割合が少なくないことを心配しています。テレビやゲームにかける時間が長いことや、読む本の数が少ないということも同様で、生活習慣に目を向けていかなくてはいけません。生活習慣が成長におよぼず影響は大きく、心身ともに健やかに伸びていくためには不可欠な条件といえます。
学校では、生活の主体者として児童が自らの生活をみつめ工夫・改善し、望ましい生活習慣を確実なものとすることができるよう、継続して指導をしていきます。とりわけ、今年度は年間2回生活リズムカード等の取り組みを行います。ご家庭でも、生活習慣についてお子様と一緒に考える機会としていただければと思います。
人間関係は良好で、将来への夢や目標をもっている児童や自分のことをよくわかってくれる先生や友だちがいると感じている児童が多いという傾向が見られました。また、本校が継続して取り組んできた「話すこと」「聴くこと」についても着実に力がついてきていました。しかし、残念ながら、自分のよさを感じている児童の割合が少ないという結果がでました。自分の良さを感じたり物事を最後までやり遂げたりできる力(自己効力感)は、人とのかかわりの中でついていくものです。今後は、授業はもちろん生活の場面においても、同学年のみならず異学年とのかかわりの場面をねらいをもち、意図的に取り入れ、児童の力を伸ばしていきたいと思います。

これからも、児童一人一人の可能性や課題を的確に把握・分析をし、基礎・基本の定着を図りながら、指導方法の工夫・改善をはじめ、子どもたちが学び合うことの喜びや楽しさの味わえる授業作りに努めて参ります。
ご協力のほどよろしくお願いします。